便秘・下痢 かみ合わせ・歯ならび 大阪治療センター 横田歯科医院

便秘・下痢

いろいろな不定愁訴のなかでも、便秘や下痢を訴える患者さんは非常に多くみられます。

とくに、若い女性には便秘が多く、男性には下痢が多く見られます。便秘のうち、特定の病気が原因でしか起こらない機能性の便秘が慢性になったものが、いわゆる常習性便秘で、便秘の多く場合がこれに当ります。専門的には弛緩性便秘、直腸性便秘、痙攣性便秘にわけられています。弛緩性便秘は、大腸の緊張が低下し、蠕動運動が減弱して腸内容の通過が遅くなり、水分が吸収されて糞便がかたくなります。直腸性便秘は、糞便が直腸に入ると直腸壁が緊張して内圧が亢進して排便反射が生じますが、この反射の抑制により排便困難となります。痙攣性便秘は副交感神経の過緊張により、下部大腸に痙攣性収縮が生じて糞便の通過が障害されるものです。懲りこのような三つの便秘のうち、蠕動運動の障害による弛緩性便秘と副交感神経の過緊張による痙攣性便秘が、あごのずれとのかかわりがあると考えます。

下痢は、なんらかの原因によって大腸の内容物が急速に通過するため、腸管での水分吸収がうまく行わない、あるいは腸粘膜からの水分が過多に分泌されるといった場合に起こります。いずれの場合も運動が異常に高まり、下痢となります。その経過から、急性と慢性にわけられますが、急性の場合は、体内の毒物を体外に排泄する一種の生理的な防護反応である場合があります。不定愁訴として問題になるのは慢性の下痢で、過敏性大腸症とアレルギー性胃腸炎と牛乳不耐症に分けられます。過敏性大腸症の原因は、精神緊張(ストレス)が自律神経に影響を与えるとされています。アレルギー性胃腸炎はアレルギーの原因になる食物が起こす体質的なものであり、牛乳不耐症は乳糖を分解する酵素の欠乏している人に起こるものです。このような成り立ちをみると、自律神経の影響による過敏性大腸症があごのずれとかかわりがあるように思われます。これら便秘も下痢も、大腸の蠕動運動の異常が大きな原因ではないかと考えられます。すなわち、大腸は構造上、粘膜の内側に輪走筋が層をなし、弛緩と輪走筋の蠕動運動が営まれています。この輪走筋に過緊張が起こり、これらの蠕動運動がなめらかに行なわれないことによるのではないかと考えられます。

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