顎関節症 あごのずれ
顎関節症
がくかんせつしょう
一つ戻る
顎関節症について、わたしの多くの経験から新しい考えを述べましょう。
顎関節症といわれている症状は、その病態が顎関節だけにとどまらず、
全身的隋伴症状いわゆる不定愁訴にまでも及んでいることが多いことは
周知のことです。
そこで、わたしは顎関節症が顎関節と咀嚼筋の症状に限局されるものと、
全身的髄伴症状を呈するものとを分けて考えるべきであると思います。
その理由は、その原因や病態が異なるものであることが明らかになって
きたことや、これらを混同して考えるとその治療や評価が混乱するから
です。
わたしは顎口腔機能に関連して、動く関節は顎関節、頚椎とくに第一頚
椎と第二頚椎に存在すると考えています。
昨今、わたしの外来を訪れる患者さんは、顎関節や咀嚼筋に問題をもた
ない顎関節症患者が多いことからも、分けて対処するほうが合理的です。
そのような方は、額関節症患者というよりも咬合異常病患者というほう
が適切です。
[咬合の異常が咀嚼や発語などの機能の異常を生じ][これらの機能の異
常が下顎頭や咀嚼筋の異常運動を惹き起し
][これら下顎頭や咀嚼筋の
異常運動が下顎頭や咀嚼筋の病的変化を生じる
]というものです。
顎関節症はその病態も病因もかなり明らかとなっており、不定愁訴とい
う定義は該当しないと考えられます。

あごのずれ
からいろいろな多くの症状が生じ、そのなかの一つが顎関節
にあらわれたもの、それが顎関節症です。
ここでまとめてみますと顎関節症を、顎関節と咀嚼筋のみに限局される
ものと、顎関節症といわれるけれども顎間接や咀嚼筋には全く症状をも
たないので全身的な不定愁訴としてあらわれるものとに分けて考えるべ
きであると思います。


Copyrightc 2010 Yokota Dental Clinic All Rights Reserved